Wahoo KICKR SNAP
非ダイレクト式を採用することで手が出しやすいの価格を実現したエントリモデル「KICKR SNAP」。
公開日: 2023.3.9
Wahoo KICKR SNAPの特徴
ホイール・オンタイプでWahooのトレーナーを手頃な価格で
10万円以上が当たり前のWahooのスマートトレーナーの中で、唯一10万円未満、6万円台に抑えたハイコスパモデルがWahoo KICKR SNAP。手頃な価格とはいえ6万円するため、ローラー台としては高価な部類です。
KICKR、KICKR COREとの大きな違いは、自転車の固定方式。上位モデルはダイレクトドライブと呼ばれるトレーナーに搭載されたドライブを直接回転させる方式ですが、Wahoo KICKR SNAPは旧式の固定ローラー台の方式であるホイール・オン・ドライブ式。
ダイレクトドライブ式と比較して静粛性が劣っている点と、リアホイールとタイヤを取り付けて使うため、設置スペースが広めに必要になります。
非ダイレクトドライブの中では高性能
非ダイレクトドライブの固定ローラーは、自動負荷調整機能がなかったり、再現勾配が低かったり、最大負荷が低かったりするのが通常ですが、KICKR SNAPは最大1,500Wで、再現勾配は12%で自動負荷調整機能付きと十分。
パワー精度が± 3%とやや低い点と、再現勾配が12%でバーチャルサイクリングでの激坂が再現されないという点はデメリットですが、シリアスレーサーでなければ十分でしょう。
Wahoo KICKR SNAPで出来ること
Wahoo KICKR SNAPは、一般的なインドアサイクリングやインドアトレーニングの全てに対応しますが、KICKRシリーズの中でもエントリークラスのため性能が低めに設定されています。
KICKR CORE | |
---|---|
パワートレーニング | ○ |
バーチャルサイクリング | ○ |
ELEMNTを使ったトレーニング | ○ |
Wahoo KICKR SNAPの歴代モデルとスペック
Wahoo KICKR SNAPは、2023年3月現在までで初代モデルであるKICKR CORE (WFBKTR3)のみが発売されています。
スペック | KICKR SNAP (WFBKTR3) |
---|---|
発売年 | 2018年 |
最大出力 | 1500W |
最大勾配シミュレーション | 12% |
パワー精度 | ± 3% |
対応ホイールサイズ | 24インチ〜29インチ |
接続機能 | Bluetooth / ANT+ |
騒音レベル | 非公開 |
重量 | 17 kg |
現在でも通用するスペックだが・・・
KICKR SNAPは発売が2018年というやや古いモデルとはいえ、基本的な性能は現在でも全く遜色がないレベルです。ただし、現在では、同価格帯でKICKR SNAP同等の製品が多数登場しているため、価格を考えると見劣りするかもしれません。
また、数年前までは10万円以上が当たり前だったダイレクトドライブ式のスマートトレーナーが、10万円でも選択肢が広がっていることを考えると、購入する際はしっかりと検討した方が良いでしょう。