Wahoo KICKRシリーズ
Wahooのスマートトレーナー「Wahoo KICKR」の魅力や特徴を、騒音や耐久性など重要なポイントで製品ごとの比較します。
公開日: 2023.3.9
Wahoo KICKRとは?
Wahooが手がけるサイクル・スマートトレーナーシリーズが「Wahoo KICKR」。スマートトレーナーのトレンドを常に先取る「最先端のスマートトレーナー」と言っても過言ではなく、Wahoo KICKRが導入した機能は他社が追随するほど。
まさに、サイクル・スマートトレーナーのリーディングブランドと言えます。
Wahoo KICKRの特徴と魅力
「リアルさ」を追求したスマートトレーナー・システム
WahooがKICKRシリーズで実現するのは「リアルさ」。このリアルさは走っていると感じる「実走感」だけでなく、どんなレベルのライダーであれ、トレーニングが確実に実力アップにつながるという現実も追求しています。
wahoo
インドア・サイクル・トレーナーは、あらゆるレベルのサイクリストが目標を達成できるような製品を提供しています。また、トレーニング、バーチャルワールド、GPSサイクルコンピューターでのルート走行のいずれにおいても、リアルなライドフィールと抵抗感を体験することができます。
Wahooが目指す「リアルさ」は、単純に最先端の高性能スマートトレーナーであるというだけではありません。インドアサイクリングやトレーニングをより充実したものにするために、様々なアクセサリも手がけています。
バーチャルサイクリングでの「実走感」を高めるための、「KICKR CLIMB(勾配を再現する)」や「KICKR WIND(向かい風を再現する)」を組み合わせることで、部屋にいながら外を走っているような感覚を味わうことが出来ます。
パワートレーニングにも最適な業界トップクラスの性能
Wahoo KICKRのフラッグシップモデル「KICRK(無印モデル)」は、常に業界トップクラスの性能を追求しています。
現行モデルであるv5では、
- パワー精度: ± 1 %
- 最大負荷: 2,200 W
- 再現勾配: 20%
と、スマートトレーナーとしてほぼ限界レベルまで性能を高めています。
精度の高く最大2,200Wまで計測可能な「パワー計測機能」はパワートレーニングの効率をより高めてくれますし、20%の再現勾配は、どんなバーチャルサイクリングの道でもリアルにしてくれます。
また、同社のサイクルコンピューター「ELEMNT」と組み合わせることで、サイコンのみでのパワートレーニングにも対応。予め設定したワークアウトや、自分のライドログを再現して自宅でKICKRとELEMNTのみでトレーニングが可能です。
さらに、トレーニングアプリWahoo Xと組み合わせれば、プロトレーナーに指導してもらうのに近い内容のパワートレーニングを、自分にあったスケジュールで、自宅で行うことが出来ます。
ファームウェアアップデートで常に最新機能に
KICKRに限らず、Wahoo製品は長く、そして頻繁にファームウェアアップデートがあります。ファームウェアアップデートは、バグの修正だけでなく、新しい機能の追加なども行われるため、リリース時とは別製品のようになるケースもあります。
ファームウェアアップデートが長期間行われるということは、それだけ長い間使えるという意味でもあるので、トータルで見るとコスパが高いスマートトレーナーです。
Wahoo KICKRシリーズのラインアップを比較
ここではWahoo KICKRシリーズのラインアップと、特徴を簡単に解説しましょう。
モデル | 位置付け | 価格 | 特徴 |
---|---|---|---|
KICKR | フラッグシップモデル | 約20万円 | KICKRの最新技術を詰め込んだハイエンドモデル。全てのライダーに最適な機能を搭載している |
KICKR CORE | スタンダードモデル | 約14万円 | KICKRの基本性能はそのままに、価格を抑えた高コスパモデル |
KICKR SNAP | エントリーモデル | 約6万円 | スマートレーナー初心者でも買いやすい価格の、旧式固定ローラーモデル |
KICKR ROLLR | 3本ローラーモデル | 約12万円 | バイクを乗せるだけで使える3本ローラーに近いハイブリッドローラー |
KICKR BIKE | スマートバイク | 約50万円 | エアロバイク型のKICKR。自転車なしでも一台でKICKRシリーズのトレーニングが出来る |
KICKRシリーズは、ダイレクトドライブ式のスマートトレーナーである「KICKR」「KICKR CORE」を中心に、それぞれのスタイルでトレーニングが出来る様に、スタイルの違うトレーナーをラインアップしています。
価格帯で比較すると、6万円前後のKICKR SNAPから、メインのKICKRは18万円ほど、最高クラスのKICKR BIKEは50万円ほどとかなり幅広くなります。
Wahoo KICKRシリーズが対応するアプリ
ほぼ全てのトレーニングアプリ・バーチャルサイクリングアプリに対応
Wahoo KICKRシリーズは、ZwiftやTrainerRoad、Rouvyなどのサードパーティアプリケーションとの完全な互換性を備えています。
また、スマートトレーナーのトップランナーのため、それ以外の多くのトレーニングアプリ・バーチャルサイクリングアプリがWahoo KICKRとの互換性をチェックします。この点は、競合他社との大きな違いでしょう。
また、KICKRシリーズはトレーニングアプリ・バーチャルサイクリングアプリが求める機能水準を満たす製品しかないため、公式に対応が発表されていなくても、対応しないアプリはないと言っても過言ではありません。
自社サービス「Wahoo X」との親和性も高い
Wahooはトレーニングアプリ・サービスである「Wahoo X」を手掛けています。
Wahoo Xは体型的なトレーニングが可能になる「Wahoo System」とバーチャルサイクリングアプリ「Wahoo RGT」を統合したサービスで、一つのサービスでワークアウトもバーチャルサイクリングも、バーチャルレースも楽しめるサービスとなっています。